三角繊維軟骨複合体(TFCC)損傷

症状

手関節尺側部痛、手関節伸展、屈曲等における可動域制限、握力の低下が認められます。

検査・診断

X線、CT検査、また、MRI検査により損傷部位、損傷形態を確認します。

治療

固定による保存療法を行い、これが無効であれば手関節鏡視による手術療法を行います。

裁判例

名古屋地裁平成28年 9月30日判決(自保ジャーナル1989号)

原告は、自賠責の事前認定により、TFCC損傷後の右手関節の機能障害につき、その可動域が健側の可動域角度の3/4以下に制限されているとして後遺障害等級12級6号に該当すると判断されているところ、訴訟においてTFCC損傷の有無、後遺症がについて争われたものである。

保険会社は、顧問医作成の診断書を提出して縷々主張したが、裁判所はそれら主張につき詳細に検討した上で、手首の傷害がTFCC損傷であることを認めた。

また、後遺障害逸失利益における労働能力喪失率を14%、後遺障害慰謝料を290万円とした。

仙台地裁平成27年12月17日判決(自保ジャーナル1970号)

裁判所は事故と手関節TFCC損傷との因果関係を認め、労働能力喪失率を14%と認めたものである。