肩関節脱臼
症状
肩の強い痛みが生じます。
検査・診断
X線検査を行います。
関節唇の損傷などを診断するためにMRI検査を行います。
治療
整復を行って関節のずれを戻し、保存療法を行います。
裁判例
大阪地裁平成25年9月19日判決(自保ジャーナル1911号)
肩関節脱臼後の関節不安定症につき、本件事故との因果関係が争点となった。
裁判所は、本件事故によって左肩亜脱臼の傷害を負い、その後左肩不安定症が生じたものであって、亜脱臼が左肩不安定症の要因になっていることは明らかであるから、左肩不安定症と本件との因果関係は認められると判断した。
また、左肩の機能に障害を残すものとして後遺障害12級6号に該当するとして、後遺障害逸失利益における労働能力喪失率14%、後遺障害慰謝料280万円を認めたものである。