駐車場内の自動車同士、自動車と歩行者の交通事故の過失割合

駐車場内の自動車同士、自動車と歩行者の交通事故とは?

駐車場内の自動車同士、自動車と歩行者の交通事故の過失割合をみていきましょう。

駐車場内の交通事故には、自動車同士の事故、自動車と歩行者の事故があります。

駐車場内では、道路交通法が適用されない通路での事故が多いですが、一時停止、通行方向標示等の道路管理者の指示に従わないことは、運転者の過失として評価されることになります。

駐車場内の交通事故で、保険会社から過失相殺を主張されている場合、保険会社から別冊判例タイムズ38の【334】~【337】図のどれかのコピーが送られてきていると思いますので、検討すべきポイントをいくつか確認していきたいと思います。

検討すべきポイント

事故状況に争いがある

自動車の速度、進行の仕方など、そもそも事故状況に争いがあるために、過失割合も大きな争いとなってしまうことがあります。

保険会社が、加害者の説明する事故状況に基づいて過失割合を主張してきても、ご自身の記憶と異なるのであれば示談する必要はありません。

刑事記録を取り寄せるなどして反論していくことになります。

②明らかに広い通路

通路の交差部分の事故で、一方が明らかに広い道路とされると、広い道路とされた側の過失は軽くなります。

明らかに広い道路とは、運転者が入り口においてその判断により客観的にかなり広いと一見して見分けられるものをいい、交差する通路より少し広いだけの通路ではこれに当たりません。

基本的には、刑事記録により通路の幅を把握した上で、現場写真も踏まえつつ主張を行って行くことになります。

③児童・高齢者・幼児

「児童」とは6歳以上13歳未満の者、「幼児」とは6歳未満の者、「高齢者」とはおおむね65歳以上の者、「身体障害者等」とは身体障害者用の車いすを通行させているなどの条件を満たす者をいい、歩行者にとって有利な修正要素とされている事故類型があります。

駐車場における自動車と歩行者の事故では、児童、高齢者と、幼児、身体障害者等では、異なる修正割合を採用しているので注意が必要です。

④著しい過失、重過失による修正

脇見運転、携帯電話の使用、おおむね時速15㎞以上の速度違反等は著しい過失、居眠り運転、おおむね時速30㎞以上の速度違反などは重過失として修正要素となりますので、こうした事情があれば主張を検討することになります。

過失割合に納得できないときは?

保険会社の主張する過失割合に納得できないときは、無理に示談をする必要はありません。

一方で、過失割合について個人で争うのはなかなか難しいため、専門家へのご依頼を検討されても良いのではないかと思います。

西宮原法律事務所では、交通事故の無料相談を行っており、交通事故の着手金も無料となっておりますので、お気軽にご相談いただけると幸いです。

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