休業損害を認めず後遺障害13級で200万円の慰謝料を認めた裁判例

大阪地方裁判所平成18年6月14日判決(交通民集39巻3号)

事案

原告は原付バイクを運転していたところ、道路の歩道柵の端部に足を接触させ、右第3、4趾断裂の傷害を負い、症状固定時において右第3、4趾欠損が認められた。

後遺障害等級

13級

原告の後遺障害は後遺障害等級13級10号(1足の第3の足指以下の1又は2の足指を失ったもの)に該当するものとされた。

慰謝料

後遺障害慰謝料 200万円

後遺障害等級13級の基準慰謝料は180万円であるところ、200万円を認めたものである。

理由

裁判所は、原告の確定申告額がマイナスであることを踏まえ、以下のとおり休業損害を否定した。

「確定申告額が原告の収入や所得を正確に反映したものであるかは明らかでないが、これらの額を上回る実額としての収入、所得があったことを裏付ける確たる証拠はない。
以上からすると、前記の休業期間中の損害の発生については、これを認めるに足りる証拠がないといわざるを得ない。」

裁判所は、後遺障害慰謝料については、以下の理由により200万円としたものである。

「 原告は、前提事実(3)のとおり、本件事故により右第3、4趾欠損の後遺障害(後遺障害等級13級10号に相当する。)を負ったものであり、本件事故により2か月以上休業せざるを得なかったことを併せて考慮するならば、後遺障害慰謝料としては200万円を認めるのが相当である」