加害者が衝突後直ちに停車しなかったこと等から2800万円の死亡慰謝料を認めた裁判例

東京地方裁判所平成22年5月12日判決(自保ジャーナル1830号)

事案

被害者は横断歩道を青信号で横断中、交差点を右折してきた貨物自動車に衝突され死亡したものである。

慰謝料

死亡慰謝料 2800万円

赤本における死亡慰謝料の基準は、一家の支柱2800万円、母親、配偶者2500万円、その他2000万円から2500万円とされているところ、専業主婦である被害者につき死亡慰謝料2800万円を認めたものである。

理由

裁判所は、加害者が衝突の瞬間、傘を持った人に車をぶつけたかもしれないと考えながらも直ちに停車しなかったこと、被害者には落ち度はなくボランティア活動を行うなど社会に貢献し、幸福な老後を送っていたにもかかわらず突然に死を余儀なくされた無念さなどを考慮し、2800万円の死亡慰謝料を認めた。