PTSD発症を認めず入通院慰謝料を50万円増額した裁判例

名古屋地方裁判所平成22年2月26日判決(自保ジャーナル1823号)

事案

原告は自動車運転中に後方車に追突され、頚部挫傷の傷害を負い、PTSDを発症したとして治療費等の支払いを求めたものである。

慰謝料

入通院慰謝料 185万円

裁判所は、本件事故と因果関係のある入通院は9か月弱であると認定した上で、入通院慰謝料を185万円とした。

理由

裁判所は、原告のPTSDの発症については否認したが、以下のとおり入通院慰謝料を50万円増額したものである。

「本件事故と因果関係のある入通院は(略)9か月弱(通院実日数93日)である。この通院期間、通院実日数や前記認定のとおりの受傷の内容、程度等に加え(以上の点だけで、慰謝料の額を135万円相当と判断する。)、前記のとおり、PTSDとは認められないものの本件事故をきっかけにいらだったり抑うつ的になったりしたことも考慮して、障害慰謝料を185万円とする」